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ご挨拶

理事長 小宮大一郎

 石油をはじめとする危険物等については、経済活動の基盤であるとともに国民生活には欠かせないものであり、これらの危険物等を貯蔵し、又は取り扱う施設等の安全を確保することは、経済活動や国民生活を円滑に、かつ、実りあるものとするために、極めて重要なことであります。
 当協会は、このような見地から、危険物等の貯蔵、取扱い又は運搬に関する保安の確保を図ることを目的として、昭和51年に設立されました。
 業務内容としては、石油等の危険物を貯蔵する屋外タンク貯蔵所の安全性についての設計審査、保安審査等を行うとともに、当協会が有する専門知識、技術、経験を活用して、危険物等に関する安全対策の向上に資するための、各種の技術援助、調査研究を実施しています。
 また、危険物関連設備等の性能評価、危険物運搬容器等の試験確認の業務、危険物データベース登録確認書交付の業務、危険物施設等に係る事故情報の収集・分析を行う他、危険物に関する最新の情報等を提供する研修会、セミナー、講習会の開催など幅広く業務を行っております。
 近年、危険物施設での事故が著しく増加する一方、規制改革による危険物の保安に関する技術基準の性能規定化や企業防災の実効性を確保するための自主保安等が求められていることから、これらの動向を踏まえ、消防機関、企業からの要望、ニーズに即応した業務展開を積極的に推進してまいります。
 今後とも、公正、中立な技術的専門機関として、時代の要請に応えながら社会的使命を果たすとともに、技術力の向上・強化と業務の効率的かつ適正な運営を図り、危険物等に関連する保安の確保に努めてまいる所存であります。
 皆様方の一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。