安全性評価の技術援助申請書に添付していただく書類は、特定タンクと準特定タンクで異なっています。提出書類については、下記当協会ホームページをご覧下さい。 ① 特定タンク 旧法タンクの安全性評価に係る提出図書等一覧
P.25~27に基礎地盤に関する内容を掲載してあります。 ② 準特定タンク 準特定屋外貯蔵タンクの安全性評価等に係る提出図書等一覧
P.19に基礎地盤に関する内容を掲載してあります。
基礎・地盤の安全性評価を受けたいが、地盤のボーリング調査は何箇所行えばよいですか。
ボーリング箇所数は、特定タンクと準特定タンクで異なる場合があります。 ① 特定タンク
原則としてタンク平面の地盤の範囲(※1)内に1箇所以上の
ボーリングを含む3箇所以上のボーリングが必要です。(詳細はお問い合わせ下さい。) ② 準特定タンク
図面等により確認する場合の原則としては、タンク平面の地盤の範囲(※2)内に1箇所以上の
ボーリングが必要です。ただし、地盤の範囲にボーリングがなくても評価ができる場合があります。
(詳細はお問い合わせ下さい。)
新基準に適合しない部分が、基礎か地盤で対策が異なります。 ① 基礎の場合
盛土基礎の局部すべり対策に関しては、浅い部分の地盤改良や基礎周囲にコンクリートを打設したり
盛土等を行う方法があります。
杭基礎については、新基準に適合しない対象物(杭、スラブなど)により対策が異なり、杭であれば増杭、
スラブであれば厚さを増す等の対策があります。 ② 地盤の場合
地盤の液状化対策としては、消防危第99号(各都道府県消防主管部長あて消防庁危険物規制課長
「平成7年9月12日付」)に「鋼矢板によるせん断変形抑制工法」と「グラベルドレーン工法及びパイプ
ドレーン工法」が規定されています。
その他の地盤の液状化に関する対策としては、注入固化工法による地盤改良の採用実績があります。 ③ 基準がない工法の評価
法令上基準の無い対策工法に関しては、技術援助により当協会がその設計内容や効果確認方法の
妥当性について評価を行っています。
●完成検査前検査
特定タンクの設置に係る基礎・地盤の完成検査前検査は、法令上どの様な検査が義務付けられていますか。
完成検査前検査にかかる代表的な検査項目は次のとおりです。検査項目は、基礎形式によって内容が異なります。 ① リング基礎の基礎(深層混合処理を含む)
:平板載荷試験 ② リング基礎の地盤(深層混合処理工法、サンドコンパクションパイル等による地盤改良を含む)
:標準貫入試験、改良体の一軸圧縮試験 ③ 杭基礎
:杭打ち試験又は実荷重水平載荷試験 ④ 杭基礎(サンドコンパクションパイル等による地盤改良の併用をした場合)
:標準貫入試験、杭打ち試験又は実荷重水平載荷試験